看護師にも様々な雇用形態があるが、その中でもやはり常勤看護師として働くことには多くの魅力がある。

まず、収入が非常勤看護師に比べて高いことが挙げられる。
看護師は、資格職であり、パート勤務など非常勤で働くにしても時給は比較的高いと言える。しかし、常勤であれば、各種手当もきちんとあり、安定した収入を得ることができる。
常勤で働いていると、どうしても夜勤や時間外勤務などをせざるを得ない場合もあるが、その分、収入が高いということで常勤を続ける看護師も多い。

また、看護師としてのスキルアップを目指しやすいということも常勤の魅力だ。
看護師は仕事の特性上、日々進歩していく医療分野の知識を得たり、看護技術をスキルアップしていく必要がある。
多くの病院では、院内外での勉強会や講習会、個人のレベルに合わせた研修などの機会を設けている。それは主に常勤の看護師向けなので、非常勤の場合、自分で学習の場を探さなくてはならないことがほとんどだ。そのため、参加費用などを自分で捻出する場合もある。

考え方によっては、半ば強制的に研修等に参加しなければならないことが、負担になるということもある。
しかし、常勤にしても非常勤にしても、働き方に関わらず自身のスキルアップは、看護師として避けては通れない問題だ。それを考えると、学習の機会の多さは常勤看護師の魅力であると言えるだろう。

このように、常勤看護師として働く魅力や、自分がどのように働きたいかということを考えて雇用形態を考えるのも一つの方法だ。